サポート事例

認知症の事例(重度)
R子さん(81歳)は、身寄りがなく、都内のマンションで介護サービスを受けながら一人暮らしをしていました。ある日R子さんは買い物に出かけた際に転倒し、腰を骨折して入院しました。数ヶ月の入院で、R子さんの骨折は治癒しましたが、リハビリが思うように進まず、寝たきりから回復することができません。R子さんの症状が固定されたと考えられるため、病院は退院せざるを得ないのですが、自宅マンションでの生活に戻ることは不可能な状況で、更に、長引く入院生活のためか、R子さんの記憶力は急速に低下していました。病院のソーシャルワーカーは、R子さんに介護施設への入所を勧めましたが、R子さんは「家に帰りたい」と繰り返すだけで、今後の生活について正常な判断ができる状態ではありませんでした。そこで、身寄りのないR子さんの施設入所の手続きや退院後の生活支援のために、成年後見制度を利用することになりました。
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  • 自宅マンションを売却
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認知症の事例(軽度)
H郎さん(85歳)は、妻に先立たれ、現在、東京の自宅で一人暮らしをしています。ある日、遠方に嫁いだ娘のK子さんがH郎さんの自宅を訪ねたところ、大量の健康食品が山積みになって置かれていました。驚いたK子さんが尋ねると、H郎さんは「誰かは忘れてしまったけど、親切な方が僕の健康を心配して売ってくれた」と言いました。H郎さんは、どうやら悪徳商法の被害に遭ってしまったようでした。K子さんは父親の日々の生活が心配になり、「成年後見制度を利用してはどうか」とH郎さんに提案しました。K子さんが制度について説明したところ、「最近、物忘れがひどくなって、自分でも不安になることがある。そういう制度を利用できれば安心だ」と言って、H郎さんも成年後見制度の利用に同意しました。
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  • 同意権付与
  • 売買契約を取り消す
精神障がいの事例
K男さん(45歳)は25歳の時に統合失調症を発症、勤めていた会社を退職せざるを得ず、その後は精神科に入退院を繰り返してきました。未婚で子供もいません。母親と二人で暮らしていましたが、1年前にその母親が亡くなり、相続した自宅でK男さんは一人暮らしとなりました。家事が不得手なK男さんは、広い自宅を維持管理できずゴミ屋敷化してしまい、近所から区役所に相談が入りました。区のソーシャルワーカーが面談すると、K男さんは、一人暮らしになってから通院と服薬が滞っており、また精神的に不安定な状況が見られたため、精神科へ保護入院することになりました。K男さんは入院中、成年後見制度の利用を勧められました。K男さん自身、「一人では、身の回りのことやいろいろな手続きが難しい」と感じ、区に紹介されたライフサポート東京に、今後の支援をお願いすることにしました。
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  • 精神科へ保護入院
  • キャッチセールス被害
  • 契約の取り消し
知的障がいの事例
N郎さん(42歳)は、幼い頃に知的障がいの診断を受け、母親のF美さん(73歳)と二人暮らし。特別支援学校を卒業したあと、就労施設に通っています。わかりやすい指示をもらえば軽作業などはできますが、複雑な作業や自分から自発的に行動することは難しく、ずっとF美さんがN郎さんの生活を支えてきました。しかし、最近N郎さんの世話や家事が負担になってきたF美さんは、自分の老後と、自分が亡くなった後のN郎さんの生活が不安になり、最寄りの社会福祉協議会に相談に行きました。社会福祉協議会から、F美さんとN郎さんの将来の不安について、二人それぞれ「成年後見制度」が利用できることを教えてもらいました。特にN郎さんはまだ若いので、これからの長い人生を継続して支援してもらえるよう、「法人後見」を行っているライフサポート東京を紹介してもらいました。
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  • 法人後見
  • 法定後見
  • グループホーム
任意後見の事例
Y子さん(72歳)は一人暮らし。独身で子はなく、親族は遠方に住んでいます。Y子さんは、これまで身の回りのことを何でも一人でやってきましたが、最近、ニュースで「認知症」や「孤独死」などの言葉を目にする機会が増え、自身の将来のことが不安になってきました。そこで、最寄りの社会福祉協議会へ相談に行ったところ、元気なうちに将来の不安に備えて契約できる「任意後見制度」という制度があることを教えてもらいました。Y子さんは「任意後見受任者」になってくれる人に心当たりがなかったため、社会福祉協議会から、長期間の支援が可能な「法人後見」を行うライフサポート東京を紹介してもらいました。
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  • 任意後見契約
  • 公証役場
  • 任意後見監督人
見守りの事例
S男さん(73歳)は、都内で一人暮らしをしています。妻は10年前に亡くなり、子どもはいません。親族は、群馬県の実家に、甥のK郎さんがいます。S男さんは、65歳で定年になった後、シニア絵画教室に通って創作活動を始め、心身ともに健康で不安のない日々を送っていました。ところが、ある夏の日S男さんは、公園で写生をしていて熱中症で倒れ、救急搬送されてしまいました。意識を回復し大事には至らなかったものの、看護師から「2日ほど入院して様子を見た方がよい。入院手続きが必要だが、身元保証人となる親族がいるか」と尋ねられ、S男さんは、遠くて申し訳ないと思いながら、甥のK郎さんに連絡しました。K郎さんは、仕事を抜けてすぐに群馬から病院に駆けつけ、入院手続きをしてくれました。
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  • 見守り契約
  • 緊急連絡先カード
  • 定期的に連絡
遺言書作成の事例
A代さん(68歳)は15年前に夫を亡くし、都内の一戸建てで一人暮らしをしています。子供は二人、長男は夫の工場を継ぎ、長女は横浜へ嫁ぎ、それぞれ家庭を持って生活しています。夫を亡くした時、相続財産に差ができてしまい、遺産分割協議の合意に時間がかかったうえ、子供たちの間に溝ができたような気がしていて、A代さんは自分が亡くなった後、さらに子供たちの溝が深まるのではと心配していました。A代さんが友人に相談したところ、「うちは夫が公正証書で遺言を作っといてくれて、亡くなった時モメなかったわよ。私も作ってあるの。A代さんも遺言を作ったら?」と勧められました。A代さんが「遺言なんてどう書くのか分からない」と言うと、友人の遺言書作成を支援したライフサポート東京を紹介してくれました。
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  • 公正証書遺言
  • 遺言執行者
  • 遺言書作成を支援
死後事務の事例
M夫さんは、75歳の時に妻を亡くしました。子供がいなかったので、妻の葬儀や納骨、役所関係の手続など、M夫さんが自分で全部行いましたが、なかなか大変な作業でした。無事に妻を見送り一段落ついたとき、「自分が死んだときには、こんなたいへんな作業を、誰がやってくれるだろう?妻と同じお墓に入りたいけど、誰に頼んだらいいだろう?」と心配になりました。M夫さんには、隣の県に住む3歳下の弟のY郎さんがいましたが、数年前に大病を患い、養生しながら暮らしていて、自由に動ける状況ではありません。またY郎さんの子である甥や姪たちに迷惑はかけたくありませんでした。
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  • 納骨
  • 死後事務委任契約
  • 行政関係の死亡手続き

受任実績 2024/03/31現在

(単位:件)

  • 受任総数
    607
    うち終了
    368
  • 成年後見
    279
    うち終了
    183
  •   保佐
    124
    うち終了
    67
  •   補助
    51
    うち終了
    25
  • 任意後見
    153
    うち終了
    93
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